2018/08/28
こんにちは、石川です(・ω・)ノ
よく雑誌や、ネットの記事でもよく目にする
「体幹」「コア」と言われるものについて
少しお話をさせていただこうと思います。
広義の体幹
元々体幹とはその文字が示す通り、体の幹ということです。
体の幹ですから、いわば胴体の部分を指します。
つまり体幹を鍛えようということは、胴体を鍛えようということです。
例えば上腕を鍛えて強靭で逞しい腕を作ったとしても、
胴体部分がグラグラとしていては
まったく使い物になりません。脚にしても同様です。
手、足、頭など胴体から繋がっている部分を機能的に活かすためには
この胴体部分が重要であるということから、体幹が注目されはじめました。
この場合の体幹とは胴体部分のことですから、
具体的には胸、背中、腰回り、腹筋、
お尻すべて体幹の構成要素ということになります。
狭義の体幹
胴体という少し漠然とした広い意味とは別に、
もう少し詳細に体幹を説明することもあります。
それは「腹腔」というお腹の内臓が詰まった部分を囲んでいる部分です。
具体的には上は「横隔膜」で、
背中側には「多裂筋」という背骨に繋がっている筋肉があり
、お腹周りには「腹横筋」というコルセットのような腹筋があり、
下には骨盤底筋群があります。
大きくこの4つの筋肉で腹腔は囲まれていて、
ここがしっかりとしていると結果として体の中心がしっかりとしていきます。
これらはすべて体の内側になるので、
インナーマッスルとかローカル筋などと呼ばれていて、
体の外からはそれが強いのか弱いのかが見分けにくいという特徴があります。
一見、筋骨隆々のようでも意外にもろく転んだりするケースは、
これらのインナーマッスル、つまり狭義の体幹が弱いというケースでもあります。
体幹を鍛えるメリット
体幹を鍛えるメリットを一言で表現するならば、
力を発揮しやすくなるということでしょう。
それはスポーツなどの競技の場合は特に分かり易いメリットとなりますが、
それ以外の日常生活においても
力を発揮しやすくなるメリットは大いに感じることでしょう。
通勤電車内でよろよろしない、重い荷物を持てる、
姿勢がよくなる、息切れしにくくなる、
疲れが溜まらない、腰痛が治る、等々、まさに日常に密着したメリットだらけです。
力は筋肉が生み出すものですが、それが効率よく伝わって
スムーズに動きへと変換されていくためには体の軸である
体幹がしっかりとしていなくてはなりません。
逆に言えば、体幹がしっかりとしていると
末端の手足で発揮する力が大きくなるということでもあります。